屋根瓦に使われる瓦の耐用年数は長いもので50年〜60年と長いものが多いのですが、
屋根の漆喰(しっくい)の寿命は瓦よりも短く、20年前後で表面が朽ちてきたり、
剥がれてきたりするのが一般的です。
漆喰(しっくい)は、消石灰を主とした材料のため、
瓦と違って耐用年数は短く、主に以下のような要因で劣化していきます。
雨風に晒されると朽ちてくる
直射日光や寒暖の差による劣化
時間と共に漆喰(しっくい)が痩せてくる
瓦屋根全体の耐用年数は長いのに対し、漆喰(しっくい)部分の劣化は
20年前後で出てくるものですが、
見過ごされてしまうケースが多いのが漆喰(しっくい)のダメージ。
家の下から屋根を見上げても、漆喰(しっくい)部分の劣化は
あまり気付きにくいこともあり、
剥がれた漆喰(しっくい)部分から、瓦の下の葺き土(ふきつち)が雨水に浸食され、
気付いた時には棟全体がダメージを受けているというようなケースも多いようです。
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