つや消し塗料は、つやなし、フラット仕上げ、マット仕上げとも呼ばれ、光を反射しにくい落ち着いた印象の塗料です。
しかし、つや消し塗料と言ってもツヤの度合いについて公的に定められた基準はありません。
そのため塗料業界では、光沢度と呼ばれる、「外壁面に光を反射させて、その反射した光が元の光の何パーセントの明るさであるかを図った度合い」を表したものによって、つやを図ります。
一般的には、光沢度が5パーセント以下となる塗料をつやなしと呼びます。
つやがなくなる仕組みとしては塗料の中に、ポリエステルやアクリルのような微粒子をつや消し材として混ぜ込み、塗装面に小さな凹凸を作ることによって、光を拡散させ、光沢度を下げているのです。
中には光沢度が60パーセントのものや35パーセントのものなど、光沢度が調整されたものもあり、ご自身のお好みに合った光沢度の塗料を選べます。