1つ目は、表面に発生するひび割れ(ヘアークラック)です。
外壁塗装は時間の経過とともに劣化が進行します。
外壁塗装してから数年後にひび割れが生じた場合は、経年劣化が原因である可能性が非常に高いです。
塗料の耐用年数と比較して、短い期間でひび割れが発生してしまった場合は、施工時において、塗料の乾燥時間が適切ではなかった可能性もあります。
2つ目は、外壁本体に発生するひび割れ(構造クラック)です。
構造クラックは外壁表面のひび割れとは異なり、外壁内部から割れが起こってしまっている状態です。
建物の構造自体が力を受けたことによってゆがみ、割れてしまっているので、上述した通り早急な点検や補修が必要な状態だといえます。
3つ目は、乾燥クラックです。
モルタルの塗り壁やコンクリートなど、湿式工法の外壁材に見られるひび割れです。
塗装する前にモルタルやコンクリート自体が完全に乾燥していなかったために、水分蒸発とともに収縮が生じ、結果クラックとなってしまいます。
塗装の下地が完全に乾燥している時点で、クラックが広がることはありません。