カビは菌類の一種で、胞子を飛ばして繁殖します。
胞子は空気中に存在し、条件が好む場所を見つけて発芽し、成長します。
外壁もカビの胞子がとどまりやすい場所の1つです。
気づかないうちに外壁にカビがどんどん繁殖していきます。
発生原因の1つ目は、外壁が凹凸なことです。
表面に凹凸が多い外壁材は、模様や隆起の隙間に雨水が溜まりやすくなります。
すると、その隙間に溜まった水分を求めてカビ菌が集まりますので、今度はカビの胞子も隙間に溜まることになり、より一層繁殖を手助けすることになってしまいます。
2つ目は、日当たりが悪く湿気が多い条件です。
北側の外壁や、隣の建物に日光を遮られてしまっている外壁は、湿気が留まりやすいため、カビが繁殖しやすくなります。
特に、外壁のすぐ目の前に建物があって風通しが悪いと、雨や湿気が逃げにくくなり、ますますカビをおびき寄せてしまうでしょう。
3つ目は、植物が家のまわりに多いことです。
植物にカビの菌が付着していることがあるため、周囲に植物が多いとカビが生えやすくなります。
「公園が近くにある」「庭木が植えられている」「家庭菜園が近所に多い」、このような周辺環境では、カビの菌が外壁へ飛んでくるため注意が必要です。