外壁塗装では、一般的に下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが行われます。
この中で、臭いが気になり始めるのは中塗りの段階からと言われています。
また、塗料は油性と水性の2種類に大別されますが、より強い臭いを放つのは油性の方です。
中塗りが完了した後、上塗りまで終われば約1日で乾燥するので次の日からは臭いは収まってきますが、臭いが全く気にならなくなるまでにはもう少し時間が必要です。
油性塗料の臭いがなくなる目安は1週間程度、水性では3日程度です。
油性の方が臭いが持続する理由は、その成分にあります。
塗料は、合成樹脂や顔料、添加物などの固体成分とこれらを希釈する液体成分に分けられますが、油性はこの液体にシンナーが使われます。
実はこの希釈するためのシンナーが強い臭いの原因となっているのです。
ただし、水性塗料であってもシンナーと同様に強い臭い物質が含まれており、完全に臭いがしないというわけではないので注意しましょう。